「@onefiveって今かなり攻めてるよね」——女性ファンのタイムラインに、そんな投稿が増えている。
2026年2月8日、@onefiveが「2027年春までに日本武道館に立つ」という目標を正式に宣言した。それから約3ヶ月。冠ドキュメント番組「15VIBES〜ガチで武道館にいくまでの話〜」がスタートし、新プロジェクト「SAKURAIZATION」が始動し、さくら学院時代の名曲をサンプリングした新曲がリリースされた。「Road to Budokan」という言葉が、確かな手応えとともに広がっている。
「今の@onefiveは本気が見える」「音楽の方向性が面白くなってきた」「女性ファンが増えてる気がする」——SNSの熱量が静かに、しかし確実に上がっている。その背景を整理する。
@onefiveとはどんなグループか
@onefive(ワンファイブ)は、KANO・SOYO・GUMI・MOOMOの4人組ガールズグループ。Amuse×avex所属で、令和元年(2019年)に全員が15歳の時に結成された。グループ名の「onefive」はメンバーが15歳のときに結成したことに由来し、「@」には「私たちから」「今この場所から」という意味が込められている。
4人は全員がさくら学院の元メンバーだ。さくら学院時代から10年以上共に活動してきた絆が、@onefiveというグループの根幹にある。コンセプトは「Japanese Classy Crush」——日本的な美しさとクールさを融合させた独自のスタイルで、音楽・ファッション・バラエティと多方面に活動を展開している。
ドラマ・映画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」では4人揃って出演・主題歌も担当。「推しを武道館に連れていく」という物語が、自分たちの現実の目標と重なるという運命的な経緯も話題になっている。
「Road to Budokan」正式宣言——2027年春までに武道館へ
2026年2月8日、Shibuya WWW Xでのフリーライブ&対バンイベントのMCで、@onefiveは「2027年春までの日本武道館公演」という目標を正式に宣言した。
「これから改めて”Road to Budokan”を歩んでいくにあたり、その過程での私たちの正直な気持ちや、悩みながら進む姿も含めて、もっともっとみなさんにお見せしていきたい。@onefiveと@fifthがチーム一丸となり、この”Road to Budokan”の道のりを共に歩んでいきたい」——この言葉の直後に、主演・主題歌を担当した「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の主題歌「Chance」を披露するという演出が、会場を深い感動に包んだ。
ドラマの中で「武道館を目指すアイドル」を演じた4人が、現実でも武道館を目指すと宣言する——そのシンクロが、多くのファンの心を揺さぶった瞬間だった。フィクションと現実が重なったこの宣言が、「Road to Budokan」企画の起点となっている。
冠ドキュメント番組「15VIBES〜ガチで武道館にいくまでの話〜」スタート
2026年5月1日、@onefiveの冠番組「15VIBES〜ガチで武道館にいくまでの話〜」がテレ朝動画のlogirlにて配信スタートした。
前シーズン「15VIBES」ではすがちゃん最高No.1(ぱーてぃーちゃん)と共にバラエティ企画に挑戦していたが、新シーズンは武道館を目指す4人の姿を追うドキュメントバラエティにリニューアル。第1回からメンバー間の「大揉め事件」が初公開されるなど、「普段見せないリアルな@onefive」が映し出される内容がSNSで話題になっている。
「悩みながら進む姿も見せたい」という宣言通り、武道館への道のりの葛藤や衝突もそのまま配信されている。「こんなに正直に見せるアイドル番組は久しぶり」という声が多く、女性ファン層を中心に「今の@onefiveが面白い」という評価が広がっている。
新プロジェクト「SAKURAIZATION」——さくら学院へのルーツ回帰
2026年4月1日、@onefiveは新プロジェクト「SAKURAIZATION(サクライゼーション)」を始動させた。
「SAKURA」という過去に「-IZATION」を付けることで、「本来散って終わる」はずの桜を「終わらせない構造へ転換」する——「終わるはずだったものを、終わらせないための運動」というコンセプトだ。さくら学院という過去と、@onefiveという現在を「同一でもあり、別でもある状態を保ち続けること」を目指す。
このプロジェクトの第1弾楽曲として2026年4月15日にリリースされたのが「♡革命少女S♡」だ。さくら学院時代の名曲「ハートの地球」をサンプリングした楽曲で、制服姿でルーツを辿るMVも公開された。「かつて夢見る少女だった彼女たちが、21歳の今、自らを革命少女と定義する」という文脈が、ファン・新規層双方の感情を刺激している。さくら学院を知る世代には懐かしさとして、初めて@onefiveを知る層には「深みのあるグループ」として届く、一石二鳥の戦略だ。
今後の予定——東阪ワンマンライブ「SAKURAIZATION」
「Road to Budokan」の次の大きなステップとして、東阪でのワンマンライブが発表されている。
・東京公演:2026年6月6日(土)Open17:00 / Start18:00・EX THEATER ROPPONGI
・大阪公演:2026年7月3日(金)Open18:00 / Start19:00・BIGCAT
考察|「今の@onefiveは攻めている」と言われる理由
「Road to Budokan」という企画がSNSで話題になり続けている背景には、いくつかの構造的な強みがある。
■ ドキュメントが「物語の主人公」を作っている
「15VIBES〜ガチで武道館にいくまでの話〜」というドキュメント番組の存在は、@onefiveの日常を「続きが気になる物語」に変えている。揉め事・葛藤・覚悟——武道館という目標に向かって進む4人のリアルな姿が週ごとに届けられることで、視聴者は「応援したくなる」という感情を積み重ねていく。
■「さくら学院→@onefive」という10年以上の物語がある
「SAKURAIZATION」という新プロジェクトは、@onefiveが単なるポップグループではなく「10年以上の歴史を持つ4人組」であるという事実を前面に出した。さくら学院を知る層にとっては「あの子たちが武道館を目指している」という感慨を生み、新規層にとっては「この深みのある背景が気になる」という入口になる。
■ 女性ファンが増えている理由
ドキュメント番組・ルーツ回帰・葛藤を見せる姿勢——これらは「かっこいい女性アイドル」ではなく「一緒に夢を追いかける存在」としての@onefiveを際立たせる。「音楽が攻めている」「自分たちの言葉で語っている」という印象が、同世代の女性層に「共感して応援したい」という感情を生んでいる。武道館という目標が、@onefiveを「見る存在」から「一緒に目指す存在」に変えているといえる。
2027年春の武道館まで、まだ1年近くある。ドキュメント番組・ライブ・楽曲リリースと続くこの「Road to Budokan」の物語を、今から追い始めても十分に間に合う。


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