天国のYOSHIとともにデビューした14人——YOSHIKIプロデュースXYの3年間と『今どこにいるか』

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「YOSHIKIプロデュース勢、今どうなってる?」——SNSにそんな投稿が増えている。

YOSHIKIがプロデュースした「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」から誕生した14人組グループ「XY(エックスワイ)」が、オーディション出身グループとして再注目されている。2023年6月のデビューから3年。「Crazy Love」「GET STUPID」とリリースを重ね、手越祐也の加入というサプライズを経た今、XYは今どこにいるのか。経緯と現在地を整理する。


XYとはどんなグループか——「アメーバのように変幻自在」

XYは、YOSHIKIプロデュースによるオーディション番組「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」を経て2023年2月にデビューメンバーが決定した男性グループだ。グループの最大の特徴は「バンドとダンス&ボーカルの2グループが同じ名前のもとに存在する」という前代未聞の構造にある。

バンドメンバーはKYOHEY(Dr)・KAIRI(G)・FURUTATSU(B)・KARMA(Vo)・GAIの5人。ダンス&ボーカルメンバーはJAY・HAYATO・RAIA・KICE・KANJI・P→★・MITCHY・KOSEIの8人。2組で計13人が、ステージや状況によって行き来しながら活動する「アメーバ型」の編成だ。後に手越祐也が14人目のメンバーとして加入している。

YOSHIKIはグループのコンセプトについて「まったく新しい概念のグループ」と語り、「ジャンルレス」「ボーダーレス」「常識をぶっ壊す」というキーワードを掲げている。X JAPANが日本のロックシーンの常識を壊したように、XYで音楽の常識を壊すことがYOSHIKIの狙いだ。


天国のYOSHIとともに——オーディションの裏にあったドラマ

XYを語る上で外せないのが、ボーカルYOSHI(享年19)の存在だ。

2022年11月、バンドボーカルとしてデビューが決定していたYOSHIがバイク事故で急逝した。2022年内デビューを目指して準備していた矢先の出来事だった。YOSHIKIはご遺族の強い想いを受け、オーディションを継続。新たなボーカリストを募集し、熾烈な「デビュー争奪戦」が繰り広げられた。

奇しくもオーディション最終日の2023年2月26日は、YOSHIの20回目の誕生日。「XY feat. YOSHI」が配信リリースされたその日に、13人のデビューメンバーが発表された。まるで天国のYOSHIに見守られるかのような展開に、スタジオにいた全員が涙をこらえた。XYのメンバーの心には常にYOSHIがいる——それがこのグループを特別なものにしている。


超豪華な審査員陣——世界基準のオーディション

「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」が他のオーディション番組と一線を画していたのは、審査員陣の豪華さだ。KISSのジーン・シモンズ、世界最高峰のソプラノ歌手サラ・ブライトマン、マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」の振付師トラヴィス・ペイン、HYDEという国内外のレジェンドが集結した。

これだけの顔ぶれが審査に関わったオーディションから生まれたグループという事実は、XYの音楽的な水準の高さを保証するものだ。「世界基準で選ばれたメンバー」という出自が、「YOSHIKIプロデュース勢どうなる?」という再注目の根拠の一つになっている。


手越祐也加入という「前代未聞の展開」

2024年10月、XYに手越祐也が14人目のメンバーとして加入することが発表された。NEWSの元メンバーとして長年活躍してきた手越の加入は、音楽ナタリーをはじめ各メディアが「前代未聞」と報じた。

YOSHIKIは「才能のあるXY13人と、尋常ではないパワーのある手越くんの前代未聞のかけ合わせで、凄い化学反応をおこす予定です」とコメント。手越は「僕がこれまで学んで来た、ステージ上での立ち振る舞いなど、自分の音楽の経験からメンバーに伝えてあげられる」と語り、加入を決意した理由としてYOSHIKIの「XYも、日本のエンターテインメントも、盛り上げたい」という想いへの共感を挙げた。

手越の加入を追う新番組「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X SEASON2」は2024年10月29日より日本テレビ系で放送(全9回)。14人体制の新たなXYの日々が密着された。


デビューから現在まで——XYの軌跡

・2022年2月:「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」オーディション開始
・2022年11月:ボーカルYOSHIがバイク事故で急逝
・2023年2月:13人のデビューメンバー発表・「XY feat. YOSHI」配信リリース
・2023年3月:東京ガールズコレクション2023 SPRING/SUMMERにサプライズ登場
・2023年6月:メジャーデビューシングル「Crazy Love」リリース
・2024年2月:「GET STUPID」リリース
・2024年10月:手越祐也の加入発表・「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X SEASON2」放送
・2025年〜2026年:ファンクラブ中心の活動継続中

📝 最新情報はXY公式サイト(x-y.tokyo)および公式X(@xy___official)で確認できる。


考察|「YOSHIKIプロデュース勢どうなる?」という声の正体

SNSで「XYって今どうなってるの?」という声が上がり始めている背景を、少し整理してみたい。

■ 「オーディション番組出身」という出自の強さと弱さ

JO1・BE:FIRST・INIなど、オーディション番組発のボーイズグループが続々と大きな成功を収めている時代に、XYのデビューは2023年だった。ただ他グループと異なるのは、テレビの地上波放送ではなくHuluでの配信という届け方の違いだ。「見たくても見られなかった」層が一定数おり、それが「今どうなってるの?」という問いとして出てきている側面がある。

■ リリースペースへの疑問が再注目に変わっている

Yahoo知恵袋などでは「なかなか活動情報が入ってこない」「リリースが少ない」という声が以前から上がっていた。しかし見方を変えれば、ファンクラブ中心の丁寧な活動の積み重ねが「今のXYを知りたい」という検索・投稿増加につながっている。「知りたい」という能動的な動きが生まれていること自体が、XYへの関心が消えていないことの証拠だ。

■ YOSHIKIという存在が持つ「ブランドと期待値」

X JAPANで日本の音楽史を変えたYOSHIKIがプロデュースしているという事実は、XYへの期待値の天井を極めて高い位置に設定している。「YOSHIKIが本気で世界を目指させるグループを作った」という前提が、ファン以外の層にも「どこまで行くのか見届けたい」という継続的な関心を生んでいる。天国のYOSHIの魂とともに世界へ——その物語はまだ途中だ。

オーディション出身グループとして積み上げてきた3年間の土台の上に、手越祐也という新しい化学反応が加わった14人のXYが、次にどんな一手を打ってくるのか。その答えを待つファンの声が、「再注目」という形で可視化されている。

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